Medical



医療班

「医療を支える技術開拓」

医療班では、主に医療従事者の負担を軽減するようなシステムの開発を行っています。
ここでは、現在行われている嚥下機能評価における研究についてご紹介します。




◆嚥下機能評価




――― 嚥下障害とは?


飲食物を飲み込むことを「嚥下(えんげ)」と呼びます。
嚥下の機能が、加齢による喉の筋肉の衰えなどが原因で低下していくと、
正常な嚥下することが困難になる嚥下障害を引き起こす可能性が高まります。
近年の高齢化に伴って、嚥下障害を持つ人は増加しているため、
嚥下機能を評価することが重要になってきています。
現在の医療機関での検査方法では、簡易な検査では侵襲的で評価が定性的である、
造影検査においては動画を撮影するため被曝量が多いなどの問題点があります。




――― 私たちの研究

figure1

嚥下障害を持つ人が誤嚥を引き起こす原因に、喉頭蓋の閉鎖により気道が塞がれるタイミングと、
口腔内にある食塊が食道に送られるタイミングがずれるということがあげられます。

figure2

そこで私たちは、前者のタイミングを動画像処理、後者のタイミングを音響信号処理によって求め、
両者を比較することで、タイミングにズレがないかを調べる研究を行っています。
この手法では、被験者は骨伝導マイクを装着し、カメラ装置の前で音源食品を飲み込むだけであるため、
簡易で非侵襲に嚥下機能評価を行うことができます。
分析過程でニューラルネットなどを用いることで、精度を向上を目指す取り組みもしています。